遠慮して黙っているのはもったいない

すばらしい仕事ぶりの人に対しては、「すばらしい」と言葉に出す。頑張って成功したら一緒によろこぶ。「きれいだ、似合っている、ファッショナブルだ」と思ったら、それを言葉で伝える。遠慮して黙っているのはもったいない、と。

坂東眞理子『与える人 「小さな利他」で幸福の種をまく』(三笠書房)

そんなふうに気持ちを切り替えたら、とてもラクになりました。そのうちに、相手が失敗して苦しんでいるときはそっとしておく、一緒に苦しみすぎないことも大事、そんなこともわかってきました。

・自分が相手にしてあげられることはなんだろうと考えて行動する。

・自分にはたいしたことはできないからと、遠慮しすぎない。

この2つが大事なポイントです。その結果、相手が自分の行動や言ったことに感謝したり、よろこんだりしてくれれば、こちらも心底、うれしくなります。そんなきっかけで、温かい人間関係が生まれていくのです。

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