赤・黒・緑・黄色・白…5色を食べるように心がける

食事をするうえで、最もといっていいほど大切なのがバランスよく食べることです。

いくら脳にいいからといって、ひとつの食材ばかりを食べていては身体によくありません。これもまた偏食です。過剰摂取すると、ホルモンのバランスを狂わせたり、成長阻害や下痢などを起こしたりする場合もあります。

バランスのいい食生活を心がけることが大切というわけです。

しかし最近は、少ない品数で済ませているケースが多いようです。高齢者でもそれは同じで、たとえば牛丼などの丼ものだけ、パスタだけ、ラーメンだけ、おにぎりだけ、サンドイッチだけ……。

あなたにも心当たりがあるのではないでしょうか。

かつての家庭料理は、それほど豪華ではありませんでしたが、味噌汁、煮物、焼き物、漬物など品数が豊富で、自然に栄養バランスがとれるようになっていました。

こうした食事ができにくくなっている現在、栄養バランスを保つためにはどうしたらいいのでしょうか。

食材の色に注目することです。

赤、黒、緑、黄色、そして白の5色がそろうように食材を選ぶことが大切です。各色の代表的なものを挙げてみましょう。

写真=iStock.com/Yuto photographer
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メインの料理に“ちょい足し”する気持ちを持つ

にんじん、トマト、肉類など。

黒豆、黒ごま、昆布やわかめなどの海藻類、黒酢など。

レタス、ほうれん草、きゅうり、アスパラガス、ブロッコリーなど。

黄色

とうもろこし、かぼちゃ、たくわん、卵など。

大根、カリフラワー、豆腐、牛乳など。

たとえば、ラーメンを食べる際に、コーン(とうもろこし)、海苔、青ねぎをトッピングすれば、黄色、黒、緑がたちまちそろいます。

メインの料理に“ちょい足し”する気持ちがあると、各色をそろえやすいかもしれません。