夫婦間のすれちがいをなくすコツ

自分の要求を伝えられるようになると、要求の伝え方・伝える場も意識できるようになります。

繊細な方の悩みで多いのが、夫婦間のすれちがいです。とくに多く届くお悩みが、ネガティブニュースとテレビの音量についての悩みです。

繊細な方は物事を深く考えるので、ネガティブなニュースを見るとさまざまなことを想像します。事故のニュースから「きっと悲しいだろうな。今つらいだろうな」と、当事者の気持ちまで考えてしまうのです。

配偶者の方が単なる情報収集としてニュースを見ているだけでも、疲れ果ててしまう可能性があるのですね。

音量の問題も似ています。相手がなにげなくテレビを見ているだけなのに、その音量の大きさが気になれば、ずっと気になってしまいます。

こうしたことに悩んでいることをあなたは本気で伝えようとしても、相手が「まぁまぁ」「そんなに気にしないでよ」と流してしまうとガッカリしますよね。家で雑談のように話せば流されやすいでしょう。

もし、次のような流れ・環境で話したらどうでしょうか?

・「折り入って相談がある」と伝える
・家の中ではなくカフェを指定する
・服装を整える
Ryota『気疲れがスーッと消える 繊細な人の話し方』(明日香出版社)

たったこれだけで、相手にただごとではないと伝わります。話を真剣に聞こうと思うでしょう。

繊細な方のご相談を受けていると、伝え方で損をしている方が多く感じられます。

わかってほしい人にわかってもらえないのは、味方が敵になったような衝撃を受けます。これは悲しすぎますよね。

自分はどうしたいのか。相手にどうしてもらいたいのか。ここを意識して、会話をしてみましょう。たったこれだけで、会話のすれちがいを防ぐことができますよ。

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