ストレスなく断るにはどうすればいいか。HSPアドバイザー・カウンセラーのRyotaさんは「断り方を覚えれば、この先の人生でずっと役立つ。おすすめは、『同じ言葉のくり返しで断る』『断る理由をつくっておく』『相手からもらう』の3つを意識することだ。たとえば、残業のお願いを引き受ける代わりに『あなたも次に残業をやってね』と伝えると、自分があげっぱなしではなくなり、モヤモヤしなくなる」という――。

※本稿は、Ryota『気疲れがスーッと消える 繊細な人の話し方』(明日香出版社)の一部を再編集したものです。

契約を勧めるビジネスマンと断る顧客
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この先の人生でずっと役立つ断り上手になれる3つの方法

会話に不安を覚えるのは、断り下手だからかもしれません。

断る方法を知らないと、相手からの誘いが不安になります。誘われたくない気持ちがあれば、安心して会話をつづけることはできないでしょう。

私は、繊細な方にできるだけ早く断り方を覚えてもらうようにお話をしています。

断り方を覚えれば、この先の人生でずっと役立つからです。友達との会話はもちろん、保険や住まい関係の勧誘・営業も断れるようになります。断ることができないと、あなたの時間や労力・意志力を奪われてしまいます。

「本当はイヤだけど、断るとこの人、困るだろうなぁ……」
「あ。今回もうっかり無言がこわくて引き受けちゃった!」
「なんで私にばっかり、お願いしてくるんだろう……」

このように、引き受けることが癖になっている方もいらっしゃると思います。断りたいのに断れないと自己嫌悪にもつながり、疲れてしまいます。

断るために、とくに大事なのが意志力です。これはウィルパワーとも呼ばれます。

この力は総量が決まっており、なくなると注意力が散漫になったり、思考や感情のコントロールが不安定になると言われています。