パズルで勉強の姿勢が身につく

――なぜ、パズルで中学受験に強くなるのでしょうか?

【田邉】中学受験の特に難関校の入試問題は人から教えてもらって解けるような問題ではないんです。自分で考えて解くしかありません。

田邉亨『算数と国語の力がつく 天才‼ ヒマつぶしドリル かなりムズ』(Gakken)

思考力やひらめきの力があるのか。何より、諦めずに粘り強く考えられるか。つまり、勉強の姿勢が身についているのかが問われます。その姿勢は、パズルや迷路、クイズのような問題を通じて養っていくことができるのです。

いまは成績が上がるという実績が周知されて言われなくなりましたが、昔はよく「算数の塾だと思って入れたのに、パズルばかりやらせている」と苦情が入ったものです。ですが、入塾して2〜3カ月後に中学受験塾大手のテストで算数も国語も点数が上がって、苦情が収まる(笑)。そういうパターンが多かったですね。

後編に続く)

(聞き手・構成=ミアキス代表 梶塚美帆)
関連記事
【後編】あいさつができなくても怒ってはいけない…算数の天才を育てる塾の先生が「絶対ダメ」という躾の内容
これが解けない子は算数で苦戦しやすい…「わが子の頭のよさ」が一発でわかる簡単なクイズ
「20歳の革命家の遺書」が現代数学の歴史を変えた…世界中の数学者の度肝を抜いた「ガロア理論」の斬新さ
英語で「Pardon?」と言ってはいけない…おかしすぎる学校英語の正しい言いかえ9選
「10個のリンゴを3人で公平に分けるには?」有名な思考クイズをひろゆきが解いたら…答えが斬新すぎた