「上手に話すこと」は必要ない

当然、その子たちはたくさん話を聞くことができ、知識が増え、何よりも好かれます。

もし、この3語を幼い頃から習慣にすれば、もうその子は超コミュ力を手にしたことになります。

しかし現実は、この成功体験がないからこそ、社会に出たときにコミュニケーションで苦労することになってしまうのです。

多くの人が間違った思い込みをしています。

それは「コミュニケーションとは上手に話すことである」というものです。

実は人と良い関係をつくるのに、上手に話すということは、あまり必要なことではありません。しかし、多くの人がこのことに気づかず、コミュニケーションに対して、「話す」ということを重要視しすぎているのです。

写真=iStock.com/mapo
「上手に話すこと」は必要ない(※写真はイメージです)

「相手が何を求めているのか」を知る

相手と心を通じ合わせるために、一番はじめに大切なこと。

それは「相手が何を求めているのかを知る」ということです。

相手がどうしてほしいのかを知ることなく、ただ一方的に、いくら上手に話したとしても、それはコミュニケーションの本来の目的である「相手と心を通わせる」ということにはつながりません。

相手に心を開いてもらうための最強の方法、それが「すごい」「なるほど」「そうなんだ」、この3語を使うということなのです。

いかがでしょう? 上手に話すということに比べると、断然このほうが気楽で、しかも簡単なことだと思いませんか?

この項目でも書きましたが、残念ながら、多くの人がこのことに気づいていません。

ということは、この田村淳式SNSさえ使えれば、あなたは周りの人よりもはるかにコミュ力が高い人になるのです。

試しに明日会った人に、この3語を使ってみてください。おそらくあなたは、笑ってしまうくらい、その効果をすぐに実感することになります。