自分より格上の受験生を見つけてモチベーションを上げる

実はこれ、僕もやっていた方法なんです。

大学合格をめざすXのアカウントはとても多いです。そのアカウントでは、自分の志望校と、模試の成績・順位や点数を写真でアップしています。

自分の勉強の記録や成績を、どんどんX上にアップして、解けた問題も解けなかった問題も、いい成績も悪い成績も、誰かが見ることができる状態にするわけです。

そうするとSNS上では、同じ目標を持った受験生がたくさんいることがわかります。そして、自分よりもいい成績の人がたくさんいることや、自分が解けなかった問題を簡単に解いてしまう人に出会うことができます。

「自分より勉強している誰か」と出会えて、そういう人にも自分の勉強記録が見られるわけです。

逆に、自分の恥ずかしいミスなんかも他人に知ってもらうことができるわけです。

そうやって「恥ずかしい」という意識を持つと、「自分は何をやっているんだ」「きちんと自分もがんばらなければ」という意識が生まれるわけです。

周りと比較して「勝とう」とする意識というのは、それだけでモチベーションになるのです。

ライバルがいることでより上を目指そうと思える

自分よりも強い人に勝ちたい。誰かに負けたくない。

少年マンガでも、ライバルの存在が主人公を成長させますよね。

「自分は最強だ」と思っていると、なかなか努力するモチベーションは生まれません。しかし、「自分より強いヤツがいる」と思うと、努力するモチベーションが生まれる。相手がいるから強くなる。これはどんな物事においても同じなのです。

先ほど紹介した、東大をはじめとする難関大学をめざす受験生がXをやっているという話には、ある背景もあります。

実は、やっている受験生の傾向を見ると、周りに難関大学をめざす人が少ない地域、たとえば、地方に住んでいる受験生が多いそうです。

西岡壱誠『東大モチベーション 勉強のやる気がすぐ起きて→ずっと続く方法』(かんき出版)

そういう場所では自分が一番! つまり、「お山の大将」になってしまう場合が多いです。

自分より上の人がいないから、より上をめざそうという気概が生まれません。

でも、Xに行けば自分なんかよりももっと上の人たちがゴロゴロいる。それを知り、「自分なんかまだまだだ」と理解するためにXをやる。このようなライバル作りは、とても大切な行為だと言えます。

SNSで自分の勉強を発信すること。

これは結構大変かもしれませんが、重要なことです。

ぜひやってみてください!

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