頭のいい人は「言い換え力」が優れている
さて、あと1つだけ「既知との照合」に関する大切な話にお付き合いください。
3つ目のキーワードは、「和・漢・洋を自由自在に行き来する」です。
相手に「わかった」となってもらうためには、相手が「すでに知っていること」に絡めて伝えていけば良い。そのために必要な「言い換え力」や「引き出し力」「把握力」について、ここまで学んできました。
このうち、「言い換え力」について、私が昔からやっているトレーニングをこの項目でシェアしたいと思います。なお、この方法は『語彙力を鍛える』(石黒圭著、光文社)等を参考文献にしつつ、自分なりに構築したトレーニングです。図表3を見てください。
まず、この「紙1枚」は今までと見た目が少し変わっています。
これまでの「1枚」フレームワークは、すべて「4×4」で作成してきました。
一方、この「紙1枚」の場合は、さらに4本ヨコ線を引くことで「フレーム数32」のバージョンになっています。書き方の違いは、それだけです。引き続きシンプルな手法として、今後はこのタイプの「紙1枚」も使って思考整理していきます。
それと、先に明記した通り、この「紙1枚」はトレーニング要素が強いです。即効性のある話ではありませんので、余力のある人はやってみてくださいという位置づけで紹介していきます。