一時的な「避難所」にして、気持ちを立て直す

【注意点③】占いで示された選択肢に頼り切らない

占いによって得られた選択肢は、あくまで判断材料の一つです。

それに頼り切るのではなく、他の選択肢も視野に入れて考えることによって、問題の解決や解消に近づくことができます。

失敗を恐れるあまり、選択を占いに丸投げすることは賢明な判断とはいえません。

【注意点④】「最終判断」を占いに委ねない

最終的な判断を下すのは、占いの結果ではなく、相談者ご自身です。

占いの結果は、あくまで「選択の指針」であり、「選択肢の一つ」ですから、それを結論として考えるのではなく、占いの結果を起点にして、「どうすれば、うまくいくのか?」をご自身で最終判断することが重要です。

占いの結果に振り回されるのではなく、それを上手に活用するという客観的な視点を見失わないようにしてほしいと思います。

【注意点⑤】必要以上に占いに「依存」しない

占いを上手に活用するためには、適度な距離感を保つことが大切です。

どんなことでも占いに判断を委ねてしまう人の多くは、自分で考えることを放棄して、自ら行動することを恐れているケースが大半です。

自分で考えて、自分で行動しなければ、何も変わることはありません。

早矢『世界のビジネスエリートが身につける教養としての占い』(クロスメディア・パブリッシング)

占いとは、自分の考えや行動プランを後押ししてくれる存在……という姿勢で向き合うことが、最も好ましいスタイルだと思います。

私は占いを一時的な「避難場所」や「駆け込み寺」として活用することをおすすめしています。

不安や悩みで身動きが取れない状態になっても、自分の感情を一時的に「避難」させる場所があれば、気持ちを立て直すことができます。

それをポジティブな方向に向けてサポートすることが、占い師の大事な役目だと考えています。

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