「男は家事は手伝い感覚。外で働くことが大事」という風潮
【回答L】男女平等と言いながら、女性は外でフルタイムで働いても家でも家事をする。男性は家事は手伝い感覚で、外で働くことが大事みたいな風潮はまだ強く残っていて、それがとてもストレスです。
キャリアをあきらめたり、短時間勤務にするしかない場合、母親の収入は減り、経済的な自立から遠ざかる。母親が性別分業の網にからめとられると、蔑みや暴力にさらされても、抜け出せなくなることもある。
「夫は家事を一切せず、時短の妻をさげすんでいる」
【回答N】とにかくDV夫と別れて自立したい。(略)送迎も間に合わない夫の非協力でシッターなど有償サービスに頼っている我が家としては不平等を感じる。そもそも、仕事は共働きなのに家事の90%は母親の我が家、しかも夫は時々DV。これではDV夫から、逃げて自立できない!! 妻(女性)も思う存分働けるように、実際働かないと生活できないのに、保育所入れないなら、生活の補てんをして下さいよ。
家事育児の分担は家庭の中の問題である。母親が父親に話して夫婦で解決すればいいではないか、と考える人も多いだろう。実はこれは難しい。毎日の仕事や育児で疲れ果てている母親には、父親と話して理解してもらうエネルギーが残っていない。父親は「気づいてくれない」「わかってくれない」「夫の教育が一番難しい」「自分でやったほうが早い」と、もはや家庭内で家事や育児について話をすることすらできない。
「かつては腹も立ったがあきらめた」「頼むと不愉快な顔をされるので、頼むことがイヤ」という声もある。父親に何かを期待するだけムダというわけだ。