お賽銭とは「感謝の先取り」である

「順番がおかしい?」と思うでしょうか。

「願いがかなったお礼って、お礼詣りのときだけでは?」と。

八木龍平『成功している人は、どこの神社に行くのか?』(サンマーク出版)

「賽」=願いがかなったお礼ですが、じつはちょっと先取りしているのです。願いがかなった「結果」に対するお礼ではありません。先に感謝して、望ましい結果の「原因」をつくるおまじないです。

これを「予祝」といいます。予祝とは、あらかじめ祝うこと。「感謝の先取り」です。感謝とは、通常「結果」に対してします。たとえば、チームの勝利という結果に対して、感謝します。しかし、予祝は、先にお祝いする。結果が出る前に感謝してしまうのです。

神さまに感謝の意志を伝えると、起こったことに「OKサイン」を出すことになると、先に述べました。予祝をすると、「これです! この結果を望んでいます! この結果がOKなのです!」と神社インターネットに「前もって」お伝えすることになるわけです。

「実現させるぞ!」という意欲が自分の器を広げる

先に感謝すると、あなたの器は「望む結果を出せるレベルにまで」拡大しようとします。結果を出すための様々な課題がやってきますが、「ここを目指す!」と意識の方向性が定まり、「実現するぞ!」という意欲も高まるのです。

この「予祝」は、日常のお金の使い方にも通じる話しです。背伸びした私は、理想の私。その理想の私なら、どんなお金の使い方をしますか? 想像して、使ってみましょう。

「予祝」になるお金の使い方は、自分への先行投資です。なりたい自分に近づくために、たとえば収入の1割~2割を自己投資に使ってみる。「こんなことに使ってもいいのかな?」とドキドキするものに使うと、自分の枠を広げることにつながるので、おすすめです。

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