「誰かに言ってもらおう」ではなく、自分で説明する
そのステップを自分の内部に確実に埋め込んでいくことで、アンコンシャス・バイアスで無意識のうちに「他人」を傷つけたり、不快にさせてしまうリスクは抑えられるはずです。その一連のステップの習得も重要ですが、その前提として大切なのは、いかに相手の立場にたって「自分ごと化して共感・想像ができるか」ではないでしょうか。
アンコンシャス・バイアスの受け手になった場合でも、単に正面から指摘するのではなく、「対応力」を磨く必要があります。「なぜアンコンシャス・バイアスなのか」を事実ベースで相手に理解してもらえるよう説明することが大切です。
そのためには、「会社が何とかしてくれるだろう」とか「誰かに言ってもらおう」といった他力本願の姿勢はNGです。それでは「自分ごと化」できているとは言えません。「『気づき』に向けた双方向アクション」に、自ら主体的に誘導していく必要があります。