休日にもスケジュールが必要
休暇が終わるころには私の活動レベルはかなり下がっていました。
やるべきことといえば、洗濯することぐらいしかないのに、それさえ気が重かったのです。このままではいけないと思っていたので、大学の授業が始まって、ほっとしました。授業が始まれば、いや応なしに活動することになるからです。
学校が始まって、再び活動的になり、見事にストレスにもさらされ、勉強をしながら、親の手伝いとして不平を言わずに洗濯機を毎日3回も回すようになったのです。
外部から動くきっかけを与えられたり、一日の予定が決められていたりすると動けるようになるのは、私だけではありません。大半の人がそうなのです。
そして、よりラクに活動を続けるコツは、その活動をやめないことです。月曜日が一週間の中でもっとも嫌な日になるのは、すべきことがたくさんあるからではありません。週末の過ごし方が平日とあまりにも違うからです。
そのため、月曜日のほうが火曜日よりもはるかに多くの原動力を必要とします。水曜日になると、仕事をするのがもっとラクになり、金曜日には、なぜ月曜日にあれほど嫌な気分だったのか、想像さえできなくなります。
仕事以外でも、克服したり努力したりする必要のある活動には、同じことがいえます。ある活動を定期的にすればするほど、ラクにできるようになるのです。
ですから、一日の予定をきちんと立てることは、怠惰を予防する最良の方法です。あなたもぜひ、プライベートタイムを含めた一日の予定表と週間予定表をつくってみましょう。
予定があるからこそ自由時間が取れる
私自身も“予定表通りに”行動し、それゆえ自由時間も十分に取れています。
私は、朝食前に軽くスポーツをして、午前中に原稿を書き、昼休みに少しぼーっとして、それからピアノの練習をします。午後は心理療法士の仕事をして、18時には仕事を終えます。きちっとし過ぎていますが、怠け防止には有効です。
これは、前述した私自身の経験から得たスキルです。あなたもまずは、何をすべきなのか、何が自分にとって重要なのかをよく考え、それらを組み込んだ一日予定表と週間予定表をつくってみましょう。
この予定表はToDoリストのようなもので、物事をきちんと行うのに非常に役立ちます。