「制服化」でQOLがアップする理由
私は毎日「自分で選び抜いたとても気に入っている服」を着ています。少しでも気に入らなかった服や、自分のライフスタイルに合わなかった服は潔く手放すようにしています。バリエーションをたくさん持たなくても、着回しがたくさんできなくても心からのお気に入りに囲まれると、とても気持ちがいいものです。
今まで毎日朝に服を決めていました。コーディネートが決まらないと何回も着替え直して朝ごはんを食べる時間がない日もありました。特に靴選びを間違えると、駅まで行ったけど気に入らなくて一度家に帰る……なんてこともありました。バッグや靴まで「制服化」をして決めることで悩む時間から解放されてゆっくりした朝の時間を過ごせるようになりました。
手入れが大変な服は持たない
「毎日同じ服を着ている」というと必ず聞かれるのが「衣服のお手入れはどうしているんですか?」という質問です。実は私は、衣服の手入れが大の苦手。本来であれば、「ドライクリーニングにこまめに出す」「優しく手洗いする」というのが生地を傷ませないためには最良の方法だと思うのですが、少ない服で過ごしているからにはそうも言ってられません。ひとつの服を毎日洗ってたくさんの回数着たいので、どんなにデザインが素敵でも、自分で手入れする自信がない服は選ばないようにしています。
制服化に目覚めてからは、できるだけ「ズボラに扱っていても長持ちする服」を選ぶようになりました。縫製がきれいなものや生地にコシがあるものを選んだり、ポリエステル100%のものを選んだりとコツはあるのですが、一概に「○○だから傷みにくく長く使える」とは言い切れないのが難しいところです(高価だから生地が強いというわけではないのです)。
見極め方が難しい! という方は思い切って店員さんに「毛玉ができにくいニットはどれですか?」「洗っても生地が傷みにくいのはどのブラウスですか?」と聞いてしまうのがおすすめです。店員さんはそのブランドの服を毎日着ているので、「この服だったら長持ちする!」というのをよく知っています。メリットとデメリットをきちんと説明してくれるブランドは信用できますし、長くお付き合いができます。私も服を買うときは必ず店員さんに聞いて、手入れが楽そうな服を買うようにしています(この方法で洗濯に失敗することが格段に減りました)。