ホテルコンドミニアム専用ローンも登場
こうしたなか、東急リゾートが購入を斡旋する沖縄県内ホテルコンドミニアム(新築物件・仲介物件)の購入資金限定ながら、個人向けのホテルコンドミニアムローンが登場しており、すでに多くの顧客が利用しているという。融資限度額最大1億円(販売価格の70%を上限)、借入年数は最長35年 融資金利は1.98%~2.45%であり、西京銀行が融資実行し、日本保証が保証するスキームだ。
ゴーストタウン化するリスクもあるものの
無論、ホテルコンドミニアムもいいこと尽くしではない。日本の場合、コロナ禍でインバウンドも限りなくゼロだ。国内需要はあるものの、ホテル宿泊需要が低迷したままでは、インカムゲインは十分に見込めないことになる。
インカムゲインの減少が続けば、管理費や積立金が持ち出しになったり、資産価値の下落により、含み損や売却損が発生するリスクもでてくる。投資が投資を呼ぶサイクルが逆回転し、ホテルコンドミニアムのビジネスモデルは崩壊し、バブル崩壊後の越後湯沢など全国各地のリゾートマンション街のように、資産価格が暴落し、維持管理さえも出来なくなり、一部がゴーストタウン化するといったワーストケースも想定されよう。