収入の10%は貯金し、それ以外は自分のために使う

冷静になって、あなたの幸せには何が必要なのか、何が人生に喜びをもたらしてくれるのかを自問自答してみましょう。そうすれば、より注意深く、より明確な目的を持って、お金を使うことができるはずです。自分を幸せにするものにお金を使っていきましょう。

人と比べることができない、数字や金額では表せない、あなたらしい幸せとは何でしょうか。家族との時間? 旅? 友人との時間? 美味しいご飯を食べる時間でしょうか? 本を読む時間? 寝る時間? 自分の幸せを、犠牲にしてはいけません。

予算を細かく決めて、予算内でキッチリ家計を回すのが上手な人がいる一方で、そのような節約法にストレスを感じている人も少なくありません。余裕を持って、節約や貯蓄ができるように、あなたにとっていいバランスを見つけるようにしてみてください。より余裕を持って節約と貯蓄をしたい方に、オススメの方法があります。やることはシンプルに2つです。

① 毎月の貯蓄額を決める。収入の10%を目安にする
② 残り全額は、自分の幸せのためにお金を使っていいと決める
ミニマリストTakeru『貯まらない生活はもうやめよう モノを手放すだけで増える「お金と幸せの法則」』(KADOKAWA)

こう決めるとどうでしょうか。少しは気持ちに余裕が出てきませんか? 自身の幸せを確保しながら、将来を見据えて貯金をするのです。例えば、収入の90%で生活をすると決めれば、浪費癖のある人でも、自分の欲望に優先順位をつけることができるでしょう。そして、どこにお金を使うべきかを考えるようになり、必ずしも必要のないものにお金を使うことがなくなっていきます。

そして、自分の幸せを犠牲にして極端な節約をしている人も、余裕を持って生活をすることで、「本当の幸せ」とは何かを考えるキッカケとなり、自分が一番幸せになることにお金を使えるようにもなるはずです。節約や貯蓄は、継続することが何より大事です。自分の幸せがわからずにお金を使っても、そして自分の幸せを犠牲にして節約をしても、人生を楽しむことはできません。

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