「今回の件は“氷山の一角”だという声もあります」

だが、日刊ゲンダイデジタル(3月11日付)はこう報じている。

「さる映画関係者はこう話す。

『榊監督のワルさは関係者の間では誰でも知っている有名な話でした。今まで表沙汰にならなかったことが不思議なくらいですよ。ワークショップで“師弟関係”となった女優の卵に手を出すんです。女優として有名になりたいがために、たくさんの女性が泣き寝入りしてきたはずです。今回の件は“氷山の一角”だという声もあります』」

当然だが、3月9日、映画「蜜月」の公開は中止と発表された。

週刊文春発売後に榊監督は次のような文書を発表している。

「記事の内容につきましては、事実であることと、事実ではないことが含まれて書かれておりますが、過去のことをなかった事には出来ません。それをしっかり肝に銘じ、これからの先へ猛省し悔い改めることを誓い、人を、日々を大事に生きていきたいと思っております。
最後に、関係者の皆さま深くお詫びするとともに、今後の対応に関しましては、専門家と話し合いの上、進めていきたいと思っております」

法的措置も辞さないという脅しなのだろうか。

新たな4人も次々と被害を告白

翌週の週刊文春は、「『性加害』監督の性暴力を新たに4人が告発する」と続報している。

手口はほとんど同じで、ツイッターでメッセージを送ってきて、飲みに連れて行って、強引にラブホテルなどへ連れ込む。

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中の1人は、体型確認のために下着姿になれといわれてホテルに入った。榊は、「男性機能が役に立たない」といいながら、抱きしめてきたそうだ。

「すごく気持ち悪かったです。どうしてもされたくなくて、ちょっと努力したらそれで帰してもらえるんじゃないかと考えて彼の性器を触り、口でしました。その瞬間はそれしか方法が思いつかなかった」(週刊文春)

だが次の瞬間ベッドに放り投げられた。

「一分ほどで事が終わり、私が『コンドームしなかったですね。もうすぐ生理が始まるとは思うんですけど……』と言ったら『ちょうどよかったじゃん』と言い放ちました」(同)

彼女はホテルに入る前にスマホの録音ボタンを押していたそうだから、コトの一部始終は証拠として残っているようだ。

第3弾は、「芸能界の『性加害』名脇役はこうして若手女優を蹂躙した」(『週刊文春』3月31日号)である。