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7歳以上年上の男と結婚したい女性は5%以下

「仲人型」は個人・中規模業者がほとんどで、入会金10万円程度と、月会費、お見合い費、成婚料がかかります。それなりのお金がかかっても親身に面倒を見てほしいという人に向いているでしょう。

一方、「情報サービス型」は大手企業傘下で会員も数万人規模。成婚料がないかわりに、月会費か年会費制で40万円近くを前払いする場合もあります。多くの出会い方がある中、ある程度自由にやりたい人にお勧めです。

そして「インターネット型」。いわゆる婚活サイトで月会費は3000円程度ですが、紹介はなく、自分で努力するのみです。普通の恋愛と変わりないので、メールでのコミュニケーションが得意、まめで恋愛力があるという人なら結果を出せる可能性があるでしょう。

ネット上のトラブルを懸念する方もいると思いますが、トラブルのほとんどが出会い系と婚活サイトの区別がついていないことから起こります。これらは「会員制」「身元確認(免許証、保険証など)」「会員数」「月会費制」で見わけられます。同じ「婚活」をうたうサイトでも「メールの分量で課金される重量制」「年齢確認のみ」のところは出会い系と大差ありません。重量制はかえって高くつく場合もあります。身元確認をすべての利用者に義務付けているサイトでは、トラブルがあると会社が対応、問題のある利用者は退会になります。一番わかりやすいのは人数で、「何十万」もの会員数のサイトは、私は「婚活サイト」の範疇に入れません。まともな婚活サイトはせいぜい数万人以下です。初心者はまず、身元確認がある「婚活サイト」から入るほうがいいでしょう。

いずれにしてもネット婚活は、「自己責任」の世界ですので、セキュリティも払った3000円分程度の安全だと心得てください。

周囲の人に自分の事情を話して紹介をお願いしたり、同窓会に出るといった行動が近道になることもあります。日頃から健康と友人・知人の縁を大切にし、料理の腕など家事能力を磨き、周りの女性に親切にすることを心がけること。そうすれば、今の時代「紹介してあげる」というおせっかいな人はいくらでも現れます。

(二石トモキ=撮影)