セルフケアには5つのポイントがある

テレワーク等の影響で人間関係や業務上のストレスが軽減した人もいますが、一部の人達はこれまでにない不安や憂うつな気分を感じ、結果メンタル不調のリスクを抱えています。企業側での健康管理やケアが求められるのはもちろんですが、個人個人が意識して対策をしていくことも重要です。

コロナ禍において必要なセルフケアには、5つのポイントがあります。

(1)規則正しい生活を心がける。

新しい生活様式やテレワークなどにより生活リズムが乱れた経験がある方もいるかと思います。生活リズムが不規則になると、体内時計が狂い、睡眠の質が低下したり、メンタル不調を起こしたりする原因となります。平日、休日を問わず毎朝決まった時間に起き、日の光を浴びるようにしましょう。朝日を浴びると体内時計がリセットされ、体は活動状態となります。

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メンタル不調者の中には「夜眠れない」といった症状が出ることがありますが、話を聞いてみると、夜遅くまでゲームをしている方や動画を見ている方も多くいます。スマホやコンピューターが放つブルーライトは、睡眠に不可欠なメラトニンというホルモンを減らしてしまいます。夜しっかり眠るためには、眠る時間前から画面を見ることを避けるようにしましょう。

週3回、汗ばむ程度の運動をするといい

(2)運動習慣を意識する

男女1000名を対象に行われたある調査では、新型コロナウイルスの流行により「運動不足だと感じるようになった」人は過半数の53.4%にものぼりました(第一生命経済研究所「新型コロナウイルスによる生活と意識の変化に関する調査(後編)」)。

3密を避けてのジョギングや散歩が可能であれば、意識的に取り組みましょう。少し汗ばむ位の強度で週に3回程度は行うことをお勧めします。外で運動がしづらい場合には掃除や模様替えなどの家事で体を動かしたり、最近ではインターネットで「自宅でできる運動」などもたくさんアップされていますので、自分に合いそうなものを取り入れてみたりするのも一手でしょう。