未婚男女とで、容姿に自信が有る・無し別に、いままで一度も付き合った相手がいない(恋愛経験のない)割合を調べてみました。容姿に自信があるほうが男女とも恋愛未経験率が低くなるのは当然なのですが、注目していただきたいのは、この男女の差分です。

容姿評価1(自信が全くない)女性の恋愛未経験率が各年代とも20%程度であるにもかかわらず、男性のほうは20~30代では40%を超えます。同じ容姿に自信がないグループでも女性より男性の方が恋愛できないのです。つまり、恋愛において容姿が重視されていたのは、女性ではなく、むしろ男性の方だったともいえます。

容姿に自信がなくても8割が結婚している

「蓼食う虫も好き好き」とはいいますが、それはあくまで特殊事例であり、男女関係なく美しいと感じるもの、愛でたいと感じるものは変わりません。傷口に塩を塗りつけるようで申し訳ないのですが、「容姿に自信あり」という男性は、経済力や恋愛力が高いだけではなく、幸福度も圧倒的に高いようです。

だからといって、「男も見た目がすべて」などというつもりはありません。容姿に自信のある割合は、20~50代未婚男性でわずか13%、既婚男性でも22%にすぎません。イケメンの比率などその程度です。裏返せば、容姿に自信がなくても8割の男性は結婚をしているということになります。

独身が増え続ける原因を「若者の恋愛離れ」にしたがるメディアの大ウソ>という記事で、男女とも恋愛強者は3割しかいないという話をしました。容姿に自信のある割合は、恋愛強者よりも少ないということです。それどころか、先のグラフでも提示したように、「容姿に自信のある」男性でさえ10%は50代まで一度も恋愛経験がなかったりします。容姿と恋愛とは直接結びつく場合もあればない場合もあります。

圧倒的多数である容姿に自信のない男性諸君が参考にすべきは、容姿に自信がないのに結婚できた8割の既婚男性のほうでしょう。どちらも容姿に自信がないのに、未既婚を分けた要因とは何でしょうか?