昼食を食べないのはむしろ逆効果

昼食を、午後の自律神経のバランスアップ、心身のパフォーマンスアップのための「力めし」にする食べ方のポイントの一つは、「最初から半分に分けておく」ということだ。そうすれば、特別に強い意志がなくても、誰でも、「おいしく」楽しんで食べながら、きちんと半分残すことができて、しかも満足感、幸福感も十分得られるようになる。

小林弘幸『自律神経にいいこと超大全』(宝島社)

さらに、昼食のとり方をより質の高いものにし、ランチタイムを心身ともに充実させる時間に変えるもう一つのポイントは、「無理に食べない」ということである。

昼食は、3食のなかでも、もっとも軽めに適当にしても、まったく問題はない。ただし、昼食をまったく抜いてしまうというのは、やはり避けていただきたい。

私が好んで食べている納豆巻、カップの豚汁のように、控えめであっても食べたほうが、午後からのパフォーマンスにおいても、体重のコントロールという意味においても、いい結果につながる。それはなぜか。

昼食を抜いたまま夕食を食べると、血糖値が急激に上昇してしまい、夕食でとったカロリーが、エネルギーとしてうまく代謝されずに、そのまま脂肪として体内に蓄積されてしまうからである。

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