現体制の日本医師会の“沈没”を多くの医師が待ち望んでいるフシ
日本医師会には少なくとも武見時代のような統制力はない。今回の報道で中川会長の求心力もさらに弱まり、今後の医師会の活動に期待する医療従事者は少ない。よって、医師会としては現状維持をするのが精いっぱいで、結果的にゆるやかに“沈没”していくことが予想される。
そうした業界内の先行きの暗さを見越してか、医師会に加入しない若手医師は増え続けている。結局、日本医師会の変革や医療界の変革は、中川会長を含む高齢者ではなく、単なる圧力団体・抵抗勢力と言われている現状をよしとしない若手医師の台頭を待つしかない状況なのだ。