「赤の他人が5500万円かき集めた」年収120万68歳女性が救われた訳

人生はたしかに不平等です。それが、この世界のまだ不完全なところであり、不十分なところなんじゃないかと思います。でも、その中で、人に助けてもらって感激したり、感動したりするのも、人生の喜びです。せちがらい社会でも、いい人はたくさんいることを知ってください。

本田健『20代にとって大切な17のこと』(きずな出版)

10年ほど前のアメリカで起きた話です。ニューヨークのスクールバスの68歳の女性監視員カレンさんが、12~13歳の少年たちに集団でいじめられ、その映像がインターネットで流れたことがありました。

その動画を見てかわいそうに思ったカナダの人が、お金を集めて彼女に休暇をとってもらおうというアイデアを出しました。最初40万円を目標にしたそうですが、あっというまに5500万円も集まりました。年収120万円の彼女には、40年分の金額です。

そのことを知らされたカレンさんは、大感激して、涙ながらに感謝の気持ちをのべたそうです。見渡せば、世界中にそういういい話はあふれています。いま、クラウドファンディングで、立ち行かなくなったお店を応援しようというプロジェクトが世界中でスタートしています。

厳しくて大変なこともたくさんありますが、同時にあたたかくて優しい人たちも、世の中にはいっぱいいるのです。

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