「医療機関」と「ゴミ屋敷の住人」のルートをどう作るか

高齢化社会で認知症患者は今後も増加する見込みだ。さらに独身者も増えていく現代では、どんどんゴミ屋敷が出没していくに違いない。

対処の仕方として医療という選択肢を知ってほしい。協力者が誰もいなければ、「医療機関を協力者にする」のだ。

診察では時間をかけて、いつ、どんな物を買ったか、その時にどう考えたか、という記録を確認。徐々に社会的に適応できる思考へと変化させる。「考え方の癖」は一足飛びに変化はしないが、少しずつ変わり、やがて定着していく。

「医療機関」と「ゴミ屋敷の住人」がつながるルートができるといいと思う。(続く。次回は7月9日公開予定)

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