老後のひとり暮らしが破綻して、自宅を「ゴミ屋敷」に変えてしまう人がいる。『老後ひとり暮らしの壁』(アスコム)を書いた山村秀炯さんは「ゴミ屋敷化の初期症状は風呂場などの水回りに現れる。シャンプーやボディーソープのボトルには要注意だ」という――。
風呂場
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きれいだったマンションが、みるみるゴミ屋敷化

80代の女性、木原さん(仮名)は、過去に一度の離婚歴があり、それからずっとひとり暮らしをされています。

木原さんは一般企業を定年まで勤めあげました。普段は割引されている食品を買うなど節約が趣味のような倹約家で、老後は資産運用もして数千万円もの預貯金があります。