NISMO仕様車が投入されるのではないか

とはいえ、日産が高齢者を獲得して終わりと考えているはずはない。なんといっても先代ノートは、日産の歴史に残る「登録車ナンバー1(2018年)」の偉業を達成したモデルなのだ。2020年2月の販売ランキングは、日産車トップとはいえ、全体の7位に留まる。再生プランの日産ネクストは“数を追わない”という方針を掲げているが、少しでも上位に行きたいのが本音のはずだ。

そこで予想できるのが、スポーティ・バージョンとなるNISMO仕様車だ。過去のノートにも、販売のカンフル剤としてスポーティなNISMO仕様が投入されている。新型ノートに、スポーティという新たな魅力をプラスすることで、より若い世代や、ホットな走りを求める新たなユーザーを獲得することが狙いだ。

先代のノートも、モデルライフ中期になってハイブリッドを追加して、販売を大きく伸ばした。新世代のノートも、先代と同様に長いモデルライフが予想される。ノートの進化と戦いは、まだまだ続くだろう。

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