親が教えるなら予習や準備は必須
私は塾講師をしていた経験があり、国語や社会は予習なく教えられますが、算数と理科はきちんと解法を予習して理解してからでないと教えるのに時間がかかる問題も意外とありました。とくに算数は難易度が大きく上がっていますので、4年生の勉強は教えられても、学年が上がるにつれ時間がかかるようになってきました。
そんなときに最難関校に進学した子の先輩ママ友から「自分で勉強を見るのは非効率。親がいってもなかなか聞かないことも個別指導の先生にいわれると素直に聞き入れる」と聞き、わが家もお願いすることにしました。
塾で理解不足のところや、難問、過去問解説など、やってもらいたいことを決めて依頼しましたが、前述の各塾の特徴も把握しているため、さまざまなアドバイスをいただけましたし、子どもも理解を深められたようです。
時給換算でアウトソースの是非を判断
個別指導は2〜3人の少人数制やマンツーマン、家庭教師などさまざまな形態があり、先生のレベルもまちまちです。気になるお値段ですが、週1回1コマ(90〜120分)見てもらう場合で、月に1万〜5万円と幅広く、一概に高い・安いとは判断しにくいと思います。塾に加えてとなると相応の負担であることは間違いありません。
コンサルタントがよくやる費用対効果の換算法ですが、自分の年収から時給を割り出し、子どもの勉強を見る時間を授業料に換算してみるとそれなりの時給になるかと思います。それを考えると、勉強はプロにアウトソースして、自分自身の仕事や親にしかできない子どものサポートに徹するというのも一つの考え方ではないでしょうか。
自分の時給を算出し、わが子の勉強にかけられる時間と費用を見える化してみましょう。