今、新卒採用の現場で起こっていること

リアルでの取り組みの難度が上がり、オンラインのみで新卒採用を達成できる体制へのシフトは不可避なものとなりつつある

こうした前提の変化を踏まえて、集客面・フォロー面での現場の動きも変化が生まれています。例えば、母集団を形成する集客面では、以下のような動きが強まっています。

オンライン説明会の必須化:「やった方が良い」から「やらなければならない」へ
スカウトメールからオンライン説明会への誘導強化:エントリー反響は昨年より継続している
人材紹介の利用の検討:目標人数必達のため手段へのこだわりがダウン

さらに、母集団から内定出しへ導くフォロー面でも、以下のような動きがはっきりしてきました。

・接触回数の明確な増加:最終選考前後に接触を2回増やす
・他社施策の把握:他社の選考状況・スケジュールの把握が必須事項に
・リアル施策の見直し:職場見学の使い方に気をつける

市況上、過去の取り組みや他社の選考と同じ取り組みを実践できるかが不透明です。実際、今までの主力の集客源であった合同企業説明会の集客は激減が予測されますし、フォローの上でのキモであったリアルイベントの参加者のハードルが今まで以上に高くなります。

おのずとオンラインのみで新卒採用を達成できる体制へのシフトは不可避な状況です。こうした集客面・フォロー面のポイントを外すことは致命的な事態を招きかねませんので、是非ともご留意ください。

母集団形成・惹きつけ・面接・クロージングの各段階での要諦

転換期だからこそ、時流に適応することで地方×不人気業種であっても優秀学生の獲得に成功できる

オンラインでの採用体制へのシフトが不可避であるとご理解いただいた上で、次にオンラインのみで採用するためのポイントを見ていきましょう。

出典=『社長online

第一ステップの「母集団形成」に関して。先述の通り、合同説明会経由での母集団形成は激減が見込まれます。

そのため、オンライン上でアプローチするスカウト型の母集団形成が有効となりつつあり、その推進のために船井総研ではOfferBoxの活用を推奨しています。

OfferBoxは、自社にマッチしている学生に対して企業側から直接アプローチを行うことが可能という特徴を有しており、学生の応募を待つ守りの採用からの脱却が可能であるためです。