目指すは「セミリタイア界の若手」!?

それでは今後、私はどうするのか? 意味がわからないことを言うようだが、「セミリタイア界の若手」という、なんともニッチなポジションで闘っていこうと思っている。ライターになったばかりのころ、「どんな無茶ぶりにも対応できるライター界の若手」というポジションを取ったのと同じことをやる、という具合だ。そのほか、高齢者にExcelの使い方を教えてあげるのもいいかもしれないし、人手が足りない農家の手伝いをするのもいいかもしれない。

そんな奇妙なポジションを取ることで、ライターとして新たな道が拓けるといいな、と考えている。27歳で会社を辞め「オレ、何をやればいいかしら……」と不安に思っていたころと同様の気持ちだ。19年半ぶりに若者の気持ちを手に入れられた。これはこれで悪くない。

というワケで、若きライター・編集者の皆さんには、ウェブメディアをさらに発展させていっていただきたい。去りゆく老兵の、心からの願いだ。

【まとめ】今回の「俺がもっとも言いたいこと」
・よほど人材不足の業界を除いて、毎年のように若手が入ってくる職種では積極的に「世代交代」をおこなうべきである。
・ウェブメディアの世界には若手が活躍できる環境がある。だからこそ、年長者は若手に道を譲らなければならない。
・いまいる環境、立場にしがみつくロートルは醜い。世代交代は、避けられない摂理だ。
関連記事
バカほど「それ、意味ありますか」と問う
「円周率とは何か」と聞かれて「3.14です」は大間違いである
日本一有名なネットニュース編集者が「もう疲れた」と引退を決めた理由
コロナリストラがどれだけキツくても会社を辞めてはいけない7つの理由
仕事の生産性は「朝風呂・飲酒・昼寝・筋トレ・ゲーム」で上がる