10年後には店舗数でユニクロ超えをする可能性
配布されたプレスリリースによると、ワークマンの店舗構成は10年後には「#ワークマン女子」が400店舗、「ワークマンPlus」が900店舗、「ワークマン」が200店舗になるという。もし、これが実現すれば、総店舗数は1500店舗。2019年8月期の国内のユニクロの店舗数が817店舗ということを考えれば、10年の歳月はかかるとはいえ、ユニクロを超えるアパレルの大販売網をワークマンが構築するかもしれない。
「そんなバカな」と思われるかもしれないが、今後、新型コロナウイルスの影響で、百貨店やショッピングモールから、アパレル系の店舗が続々と撤退していくことが予想される。積極的に路面店を展開してきた紳士服メーカーも、コロナ禍を機に店舗数を減らしていくことも考えられる。
そこの隙間に、集客力が高く、SNSで話題の「#ワークマン女子」が入り込む可能性は十分にある。もしかしたら、「#ワークマン女子」の“10年400店”の目標は、コロナ禍で早まることになるかもしれない。
「#ワークマン女子」の取材を終えた後、妻が自宅近くにあるワークマンPlusに寄って、アウトドアウエアを買いたいと言い出した。ショッピングモールの中にあるスポーツ用品店に行こうと提案したところ、即却下となった。
「高い服を買ったら、遊ぶ前にお金がなくなって楽しめなくなるでしょ」
ワークマンのコロナ禍での本当の強さは、コスパ意識の高い女性客のハートをわしづかみにしたことなのかもしれない。