正月休み以来の「Nagomiで運動」に永田町は震撼

新聞の政治面の下に毎日出ている「首相動静」からも「異変」が表れた。首相の1日の動静を伝えるこの欄によると安倍氏は8月10日(山の日)、2時11分、東京・六本木の「ホテル・グランドハイアット東京」のジム「Nagomiスパアンドフィットネス」に出向いている。

「ジムに行ったのだから健康だろう」という単純な話ではない。政界ウオッチャーの間では、「Nagomi」に行く時、安倍氏はひそかに医師の診察を受けているという風説がある。この風説は数年前からある。それを知る関係者は正月休み以来の「Nagomi」に警戒アラートを立てた。

安倍氏はだいたい半年に一度、慶応大病院にドック入りしている。直近にドック入りしたのは今年6月13日。2カ月足らずで再びドック入りするのはあまりにも早すぎる。病院関係者は「6月の検査の追加検査」と説明。と、いうことはドックで重大な問題が見つかったということなのか。6月のドック入りに要した時間は約6時間。今回は7時間あまり病院にいた。本検査よりも追加検査が長いということは、かなり精密な検査を行ったということだろうか。疑問が広がる。

よみがえる「13年前の悪夢」に神経をとがらせる自民党幹部

安倍氏の健康状態が注目されるのは「13年前の悪夢」があるからだ。2007年夏、第1次安倍政権で若き宰相だった安倍氏は持病の潰瘍性大腸炎が悪化。9月に政権を放り出すような形で辞任した。国会冒頭では、覇気のない表情で所信表明演説を行ったが、代表質問を受けずに辞任するという事態に追い込まれた。

この時の対応を巡っては安倍氏に対しての失望だけでなく、自民党への失望も大きかった。後に首相就任した福田康夫、麻生の両氏も、その流れを食い止めることはできず2009年の衆院選で自民党は惨敗。下野して民主党政権が誕生する。安倍氏の体調は、自民党の政権転落の引き金を引いたのだ。あの時の記憶が鮮明に残っているだけに、自民党幹部たちは安倍氏の体調に神経をとがらせる。

そういえば、16日の甘利氏のテレビ発言で気になったところがある。