2月下旬から3月初旬はまだ危機感が薄い
では、コロナ禍に関連した投稿はどうでしょうか。国内でも感染者があらわれ始め、大きなイベントの中止やテーマパークの休園が始まった2月中下旬から3月初旬にかけては、以下のような投稿がありました。
コロナウィルスが心配だからと、園行事を休ませている親がいる。子どもがかわいそう。
2020/2/22
自分は大丈夫と豪語して遊び歩いていた夫が、いざ喉が痛くてだるくなり始めたら、コロナかな、どうしようかなと急に心配し始めている。
2020/3/4
開店前からドラックストアに客が並んでティッシュを買っていた。店員さんが商品を店先に並べるのにすごく急かされてる感じで不憫だった。
この時点ではまだコロナウイルスに対する危機感は強くなかったようです。むしろ、「みんなうろたえ過ぎ」という感覚が投稿からも読み取れます。
徐々に高まる危機感と“自分ごと”化
しかし、3月2日に小中高の臨時休校が開始されると、この方の子どもの通っている幼稚園でも卒園式が中止になるなど、実生活にコロナ禍の影響が現れ始めます。
大好きな先輩ママが卒園しちゃう。さみしい。コロナ騒ぎで。ちゃんとしたお別れもできない。
そして、4月7日に7都府県への緊急事態宣言が発令され、外出自粛や学校の休校、企業の休業や在宅勤務が本格化していきました。4月中旬になると、かなり日常生活の影響が強まり、ストレスも溜まっていく様子が投稿から伺えます。
お茶パックとかコーヒーフィルターとか100均でいつも購入するようなものを自粛中のため買いに行けず不便。100均は遠くてバスに乗らないといけない。
2020/4/21
スーパーから小麦粉消えた。なんで。物流がおかしいのか、一部の消費者がおかしいのか。
2020/4/22
自粛生活中で、ゴミが増えた。自治体で有料ゴミ袋が指定されている実家はゴミ袋代が大変そう。
同時に、世の中や街の人への目もどんどん厳しくなっていきました。
スーパーで袋詰めスペースの所でロール状のポリ袋をベタベタ触り遊ぶ女児がいた。子どもを連れてくるなら、いつも以上に目を光らせてほしい。
2020/4/21
高速道路のGW割引検討とかゆるすぎる。むしろ倍額くらいに設けて不用意に使わせないようにしたらいい。