もし泣いていれば「悲しいんだろうな」、拗ねていたら「寂しいんだろうな」というようにあたりをつけて、「悲しい気持ちにさせてごめんね」「寂しい思いをさせて悪かったよ」と言ってみましょう。とにかく「○○な思いをさせてごめんね」というように、感情に寄り添った謝罪ができれば100点です。
女心理解度チェッククイズ
ところが素のままで、これができる男性はほとんどいません。あるテレビ番組の企画で俳優の松坂桃李さんと瀬戸康史さんに恋愛テストを出題する機会があり、私はお二人に次のような問題を出しました。男性読者も一緒に考えてみてください。
A「悪かったよ。でも仕事で仕方なかったんだよ」
B「連絡できなくて、ごめん」
C「寂しい思いをさせて、ごめん」
正解は、そう、気持ちに寄り添ったCですね。ちなみに松坂桃李さんはB、瀬戸康史さんはAと答えていました。Aは開き直っているように聞こえるし、Bは「いくら仕事でも1分もあれば連絡できるでしょう」と責める隙を与えてしまいます。
もう1つ、男性にとっては難易度が高すぎる女性の心理クイズを出しましょう。
奥さんはいま病気で食欲がない。あなたが「コンビニで何か買って帰ろうか?」と聞いても、「何も食べられないから、何もいらない」と言う。そこであなたは言われたとおり、自分の食べたいものだけを買って帰りました。すると奥さんは「えーっ、本当に私には何も買ってきてくれなかったの?」と不満顔。夫にしてみれば「何もいらない」と言われたからそうしたのに、理不尽極まりない話です。
この場合の正解は、たとえ奥さんがすぐに食べられなかったとしても、プリンやゼリー、炭酸水などを適当に見繕って買っていくことです。そして「これなら少しは食べられる? あとで気分がよくなったら食べて」という言葉を添えるのです。
しかし、このような気遣いを男性ばかりに求めるのは酷というもの。ここは1つ女性のほうが、「あとで食べるかもしれないから、プリンや水を買ってきてね」と、言葉にしてリクエストするのがいいでしょう。