タイの新国王の戴冠式に出かけようとしていた秋篠宮
たとえば、5月4日には新しい天皇皇后と秋篠宮夫妻が初めて国民と対面する一般参賀が行われたが、秋篠宮は2日か3日にしてほしいと希望していたそうだ。
4日に、彼と親しいタイの新国王の戴冠式があり、それに出席したいと望んでいたからだという。結局、タイ側が、外国から賓客を招かないことになって事なきを得たそうだが。
私は、自由奔放な秋篠宮らしいと思うのだが、皇室にいる人間たちはそうは考えないようだ。
このたび皇太子が不在になるため、秋篠宮の役割はさらに重要になる。さらに、秋篠宮家は、長女眞子さんと小室圭さんとの結婚という深刻な問題を抱えている。
次女の佳子さんは、大学を卒業するにあたり記者の質問に答えて、姉の眞子さんの結婚を望んでいると発言し、さらに、姉と小室圭に関するマスコミ報道を真っ向から批判した。
雅子妃ほど「バッシング」を受けた皇太子妃はいなかった
週刊誌報道によれば、姉と妹は母親の秋篠宮紀子さんと意思の疎通が行えない状態だといわれている。そうしたこともあって、秋篠宮はこの頃痩せて、薬を服用しているという報道まである。
天皇を支える立場の秋篠宮との関係、秋篠宮家の問題が、何らかの形で波風が立つようにでもなれば、徳仁天皇の前途にやや不安が残るかもしれない。
二つ目は雅子皇后の体調問題である。5月1日にティアラとローブデコルテを身につけて即位の儀式に臨む雅子皇后の晴れやかな笑顔を見て、私も含めて、かつて外交官として世界を舞台に活躍していた雅子妃のことを思い出した人は多かったのではないか。
雅子妃ほど、皇太子妃になられて、メディアや宮内庁の人間からバッシングされた女性はいなかったであろう。
初の平民出身の美智子皇太子妃(当時)も、お付きの人から厳しいことをいわれた、皇后との嫁姑戦争があったと報じられたことがあったが、雅子妃のそれは、その比ではなかった。