最後に、消費税増税分がそのまま値上がりするとは限らないもの。
こちらは衣類や食品、トイレットペーパーなどの日用品などが該当します。これらの商品は頻繁にセールやディスカウントが行われ、増税後も手頃な価格で手に入れることができる可能性が高いと言えます。
また、日用品は増税によって値上げが行われたとしても、値上がりする金額自体はそう大きくありません。保管場所に特別余裕があるというわけでない限り、増税前に慌てて買いに走る必要はないでしょう。
メルカリやヤフオク! が使える理由
増税は、私たち消費者の生活に直接関わってきます。消費税増税に伴い変更される制度も要チェックです。
14年の増税の際、増税による消費者の負担を軽減するため、「すまい給付金」という、住宅購入の際に給付金が支給される制度が導入されました。
消費税が10%に上がるのに伴い、これまで最大30万円だった支給額の上限が50万円に引き上げられます。また、住宅購入や新築のために親や祖父母から資金贈与を受ける際の贈与税の非課税枠」も、現在の「最大1200万円」から「最大3000万円」に引き上げられます。
また、メルカリやヤフオク! などで行われる個人間取引には消費税がかからないため、今後は欲しいものをフリマアプリやオークションサイトで購入することが正解のことも増えてくるでしょう。
大切なのはよく考え、早め早めの行動を心がけること。お得に増税を迎える準備をしておきましょう。
買ってトク! ほぼ確実に値上がりが起こるもの
交通機関のチケット・遊園地、アミューズメントパークのチケット・書籍・デパートなどで定価販売される化粧品・ブランド品・美容整形・インプラント・カルチャースクール・学習塾・常備薬・コンタクトレンズ・たばこ
タイミングを見極めて買ってもよいもの
冷蔵庫・エアコン・車・リフォーム・電子レンジ・浄水器カートリッジ・プリンターのインク・家電用バッテリー・コーヒーメーカー用ポーション・墓石・仏壇・礼装や流行り廃りのないジュエリー・ランドセルや学習机・五月人形・呉服・ガステーブル・電動アシスト自転車
買うと損! 値上がりするとは限らないもの
衣類・食品・トイレットペーパー・ティッシュペーパー・洗剤・ゴミ袋・殺虫剤・防虫剤などの日用品・パソコン・テレビ
1級ファイナンシャル・プランニング技能士
雑誌・新聞・テレビ等でマネー情報の企画や執筆を幅広く行う。『毒舌うさぎ先生のがんばらない貯金レッスン』(日本文芸社)のほか、著書多数。