子どもの預けっこで、物々交換を駆使

子どもの洋服や玩具などは、もともと保育園や小学校が同じ近所の人たちと交換し合い、ほとんど買いません。近所の人たちとは、ふだんから子どもをうちに泊まらせたり、うちの子も泊まらせてもらったり、よく子どもを「預けっこ」しています。

そうすると、家庭同士のネットワークができるので、物を貸し借りしたり、あげたりもらったりということがしやすくなるのです。あの子が着ていた服をうちの子が着ている、うちの子が使っていた鞄をこの子が今使っている。そういうつながりはいいものだな、とつくづく思います。続けていると、新品を買うのは味気なくなるから不思議ですね。

家賃が高くても、あえて都心に住む

家は都心に構えているので住居費はかかっていますが、都心であるがゆえに、どこに行くにも便利で、交通費がかからず移動時間も短い。時間が節約できるので、その分仕事もできます。車も必要ありません。車の維持費や駐車場代、ガソリン代がかからないのは大きな節約になります。

また、近所には上野公園や東京国立博物館、美術館などがあるので、レジャーのために遠出することもありません。年間パスを買っているので、費用対効果は抜群です。そうやって考えると、住居費はある程度支払っても、自分にとっていい場所に住んだほうがいい。だからこそ目的と状況が変われば引っ越せる賃貸にしています。

飯村久美
ファイナンシャル・プランナー
金融機関在職中にFPの資格を取得。2006年アイプランニング開業。12年マネー講師のセミナーコンテスト「E-1グランプリ」で優勝。近著に『ズボラでもお金がみるみる貯まる37の方法』(アスコム)。
 

石川貴康
企業改革コンサルタント
筑波大学大学院経営学修士。アクセンチュア、日本総合研究所等を経て独立。不動産投資家としての顔も持ち、現在13棟100戸の不動産を所有。近著に『サラリーマン「ダブル収入」実現法』(小社刊)。
 
(撮影=大杉和弘 写真=iStock.com)
関連記事
65歳公務員OB妻「早く逝っちゃってよ」
月収44万68歳の悩み"暇で暇で死にそう"
「習い事三昧・塾通い・私立受験」の末路
「節約しなきゃ」から始まる女性の万引き
毎週レジャー「思い出長者」の危うい将来