瞬時に「画面の移動・サイズ変更」「行や列の挿入・削除」

【(6)画面の移動・サイズ変更】

ウェブサイトを見ながら作表するような場合、エクセル画面のサイズを変えたり位置を動かしたりしたくなりますね。マウスで画面の端や隅をドラッグしてもいいのですが、やはりショートカットキーが便利です。

まず画面移動の場合、「Alt」+「Space」+「M」を押すと、画面上部に十字の矢印のマークが現れます。次に上下左右キーを押せば、画面の位置を任意に動かせます。

画面サイズを変えたいときは、「Alt」+「Space」+「S」を押します。今度は矢印マークが画面の中央に出るので、上下左右キーで自由自在にサイズを変更できます。いずれもファイルが「元のサイズ」のときに有効な操作です。マウスより微調整が利くので、ストレス軽減にも効果絶大。

【(7)行や列の挿入・削除】

作表の際、大半の人がマウスの右クリックで行っている作業ですが、これにも簡単な瞬間ワザがあります(図1)。

まず、入力モードを[英数字]にします。次に挿入先の行を選択し「Ctrl」+「Shift」+「+」を押すと、その上に空白の行が挿入されます。列の場合も同様の操作で、選択していた列の左に新規挿入されます。削除の場合は、行でも列でも、消したい箇所を選択して、「Ctrl」+「-(マイナス)」を押すだけです。

このワザが便利なのは、複数の行や列でも同じ操作が利くことです。例えば、新規に3行挿入したいなら、3行選択してから「Ctrl」+「Shift」+「+」を押せばいい。削除の場合も同様です。

特に複数の行列挿入の場合、マウスの右クリックでは同じ操作を複数回繰り返す羽目になり、結構な手間がかかります。