顔筋コーディネートには、四つのステップがあります。
1.顔のクセを知ること
鏡を見て、自分の顔のクセを見つけます。
眉間にシワがあるかどうか、シワの位置や本数、どれぐらいの深さなのかを確認したり、笑顔になったとき、口角の位置が左右違っていないか。ほかにも、目元、ほお、鼻のまわり、口元、あごなど、どこにどんなシワがあるか、顔の輪郭も左右対称かどうかをチェックしましょう。シワがあるところには、原因となっている顔のクセが必ずあります。
2.コリを見つける
消せるボールペンの消しゴム部分などを使って、シワのある部分に当てて、左右に動かしてみます。すると、コリがあるところは、「コリコリ」「ゴリゴリ」と音がするので、どこにコリがあるかがわかります。
3.コリをほぐす
指などを使ってコリをほぐしていきます。痛気持ちいいくらいの力で毎日続けるようにしましょう。続けることがコリを減らす一番の近道となります。
4.顔筋をコーディネート(調整)する
気になる場所や左右差のあるところを、丁寧にほぐし続けます。そうすることで、シワや凹凸が改善され、本来の顔になってきます。表情筋がやわらかくなり、シワも薄くなるので、怒っていないのに怒っているような表情も改善され、喜怒哀楽の表情も自然な印象になっていきます。
また、コリが改善されても、それを維持するためにはケアを怠らず、意識を持って定期的に鏡でチェックすることも重要です。
顔筋のコリのほぐし方
コリが探せたら、コリをほぐしていきます。コリは自分のこぶしを使ってほぐしていきます。できれば、マッサージ用のジェルなど、肌とのすべりをよくするものを用意するといいでしょう。
ひとさし指の第関節の曲げた部分を使う
手を握ってこぶしをつくり、ひとさし指の第2関節のところを少し飛び出させるようにします。この指の形は、コリほぐしの基本の形になります。
目のまわりや、鼻の横に刻まれた溝をケアするときに使います。第2関節の曲げた部分で、細かい部分のコリをほぐしていきます。
第1関節と第2関節の間の、面の部分を使う
手を握ってこぶしをつくり、第1関節と第2関節の間の、面になっている部分を使います。面でコリをほぐすときは、この手の形を使います。
ほお骨の周辺のように、広い部分にコリが点在しているとき、まとめてほぐすために使います。コリをほぐしていくときに、小指以外の本の指に均等に力がかかるようにすると、より効果がアップします。
ひとさし指、中指、くすり指、小指の第2関節の曲げた部分を使う
手を握ってこぶしをつくり、4本の指の第2関節を使います。これも、広い範囲に点在するコリを一気にほぐしていくときに使う指の形です。
特に、額のように、広くて脂肪があまりない部分を細かくほぐしていくのには、効果がある形です。指の関節の曲げた部分に、力を集中してコリをほぐしていきましょう。