これが「年金タカり家族」を無くす方法
以上のような「年金タカり」とも言うべき家族は残念ながら増えているという印象がある。では、これに対してどのような対策を立てればいいのだろうか。私個人の案を述べたい。
まず、年金受給者が入院した時は、年金を本人名義の通帳に支給するのを停止する。入院費やオムツ代などは、公費から直接病院に払えばよい。2016年から始まった「マイナンバー制度」の利用率は低いままだが、これを活用すれば技術的には可能だろう。
医学の進歩で「1本数10万円の抗がん剤」など高額医薬品も増える一方であり、医療・介護費の急伸によって、「社会保障費は2040年に190兆円に膨れ上がる」という試算もある。
年金制度を悪用すれば「家族がひと儲けできる」という現状は、早急に対処すべきだろう。
そして、西城秀樹氏の10代のお子さんたちの選択が当たり前になり、『万引き家族』のように家族の絆を感じられる中でポックリと人生を終えたいと私自身は願っている。