普通の仕事をオンリーワンな仕事に生まれ変わらせる

今振り返ると思います。あの鈴木英敬さんのおっしゃった言葉は、自分じゃなきゃ・今じゃなきゃという仕事や役割を探そう、という意味ではない。目の前の仕事や役割を、自分じゃなきゃ・今じゃなきゃと思えるように果たそう、ということなんだと思います。

普通の仕事をオンリーワンな仕事に生まれ変わらせるということなんです。

たとえば、佐々木圭一さんが著作『伝え方が9割』の中で紹介していた、ふせんマジック。ふせんって、言葉を書いてそのまま貼り付けるだけで使うことがほとんどですよね。ですが、提出書類などにつけるメモも、折って立てたり隠したりちょっとの配慮であなたオリジナルの感謝を伝えることができる。単にスケジュール調整の電話を客先とした時でも、その内容をメールにして確認のために送る、ということもそう。

普通の役割でも、オリジナリティあるよね!って言わせたいですよね。そのための工夫を考えましょう。あっと驚く人の顔を想像しながら、楽しんで仕掛けちゃいましょう。

秋元祥治(あきもと・しょうじ)
岡崎ビジネスサポートセンター(OKa-Biz)センター長、NPO法人G-net理事(創業者)
1979年生まれ。大学在学中の2001年、21歳で地域活性化に取り組みたいとG-netを創業。中小企業支援と若者をつなぐ長期実践型インターンシップ事業を立ち上げる。一方、2013年よりOKa-Bizセンター長に就任。4年間で8000件を超える相談を受け、売上アップをサポート。経済産業省「キャリア教育アワード」優秀賞、「ものづくり日本大賞」優秀賞などを受賞。早稲田大学社会連携研究所招聘研究員・内閣府地域活性化伝道師。
(写真=iStock.com)
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