2007年10月に出所後、植木は老人保健センターの介護職員やゆうパックの集荷作業など職を転々とした。だが、近くに小学校があると女児に関心が向いた。
「私は既に2回『やって』いるんです」
「すぐに辞めて、今度は保育園のバス送迎の仕事をしたんです。変な話、未就学児には興味は湧かないだろう、自分に高を括っていたんですが、園児の入浴姿を見たりして、このままいくと『ヤバイ』と。ターゲットと言ったら変ですけど、自分の対象は小学1年生から6年生のつもりだったんですが……」
そこも辞めて2008年の夏から世田谷区の小学校で学童保育の職員をサポートする仕事に就く。植木もいっているように、子どもに興味があるからそうした仕事を選ぶのだろう。
「その学童で、私は既に2回『やって』いるんです。小学2年生の女子に、下駄箱で自分の下半身を露出したのが1回。それと、その子と、小学1年生の女の子ふたりを校庭の朝礼台の下に連れていって、自分の股間を触らせたのがもう1回。両方とも私の股間は屹立していました」
植木は、トイレと風呂場が一番危険で、そこだと催しやすいのだという。
そこも辞めて車いすに乗っている人を送迎する仕事をしていたが、小学校の周りを徘徊していると、股間を露出した女の子と遭遇した。声をかけて家族が不在の家の玄関先に上がり込んだ。股間を露出していると、
「女の子が私の股間にファブリーズをかけて……」
植木は、沖縄に誘拐した女児と、「三十数回した」ことを、成功体験だと語って恥じない。
「あれは性犯罪としては裁きを受けなかったから」
逮捕してほしいと警察に訴えた
ところが、植木の部屋のあまりの汚さと異臭に近所からクレームが出て、区役所から出ろといわれてしまう。それは彼にとって社会に放り出されることを意味する。その上、引っ越し先として紹介された施設の近くには、9歳まで混浴できる天然温泉があるのだ。
このままではだめだと思い、8月22日に警察に少女ポルノや動画を持ち込み、逮捕してほしいといった。逮捕されて、受刑者に施されるという「性犯罪者処遇プログラム」を受けさせてほしいと訴えた。
そうしないと「確実に私はやりますからね」と再犯を記者に宣言している。