リストラ、パワハラ、病気……収入激減にどう備えるか?

ひとまず継続してご夫婦のお話をうかがいつつ、Kさんの夫の仕事がうまく見つかるよう見守りながら、家計支出のさらなる圧縮を目指していきます。

最近は家計の相談でも、上司、配偶者などからハラスメント被害を受けているという方によくお会いします。そういうことで退職を余儀なくされてしまうのは、今後の生活設計も狂ってしまいますし、気の毒なことです。

そんな時、貯蓄は大きな助けになります。毎月の収入が少なくなったり、途絶えたりしたとき、貯蓄がない人ほど、時給の高い無理なアルバイトをしたり、借金を重ねて何とかしのごうと考えたりするからです。

一方、貯蓄があれば、少し時間をかけて次に頑張れそうな仕事を探すなど、根本から家計を改善していくことができます。そういう点からいっても、やはりきちんと貯蓄を作っておくことは、大切で重要なことなのだと言えます。

人生のトラブルに巻き込まれても、乗り切る「家計力」を持ってほしいと思います。

関連記事
「リッチ定年」VS「残酷定年」あなたはどっち?
小遣い「見える化」で定年時の“資産1億円”突破
「亭主関白ストレス妻」50代で貯蓄ゼロ
50代:「中流幻想」夫婦を襲う、給料半減&リストラ貧乏
「夫の定年」までに夫婦で合意すべき5カ条