凡人は、なじみのレストランにばかり行く
私が今回の会議に出席するのを億劫と感じるのは、たぶん自分の快適ゾーンの外にあるからでしょう。この快適ゾーンを広げる方法は何かないだろうか。考えてみると、いろんなことを「実際に経験する」のが一番という結論に達しました。
年齢を重ねていくとどうしても、知らないところへ行くのが億劫になります。食事は、好みのレストランしか選ばない。そんな行動パターンになりがちです。今回の私のように、不得意なことは避けたくなる。未知の新しい挑戦に対しても、同じです。
そうやって年だけ取っていると快適ゾーンは広がらないどころか、どんどん狭くなってきます。ところが、思い切って新しいこと、面倒くさいことに対して重たい腰をあげて実際やってみると、どうでしょうか。案外どうってことないことも多いのです。実際、今回の会議も終わってしまうと、「また、来年も来ようかな」と思ったのですから。
▼なぜ「知らない道」を歩く決断をしたのか?
私は今年60歳になりますが、このところ気をつけているのは、「知っている道と知らない道があれば、(それほどリスクがないなら)、知らない道を行く」ということです。
ちょっとしたチャレンジですが、知らないことをやってみる良いきっかけになると考えています。少し、新しいことをするように自分のルールを決めておかないと、どうしても「知っている」「慣れている」ことに流れてしまいます。