今年のトップ交代劇で、最も話題になった会社は、富士通をおいてほかにあるまい。解任された野副州旦元社長が、公開質問状を送ったうえ、裁判所に取締役としての地位保全申請を行うなど、富士通と真っ向ぶつかった。さる6月には、裁判所がこの申請を却下し、富士通側の主張を認めた形となっている。
野副の後を暫定的に引き継いだ会長兼社長の間塚道義から、山本正已は後継者に指名された。くしくも年齢はNECの遠藤と同じく56歳。歴代の富士通社長では、山本卓眞に次いで、二番目に若い年齢での就任となる。
富士通社長 山本正已●1954年1月11日生まれ。76年九州大学工学部卒業、入社。99年、モバイルPC事業部長。2005年、パーソナルビジネス本部長。07年、常務。10年1月、副社長。6月より現職。
この山本、とにかく熱く、負けん気も強い。野副解任をめぐるごたごたを社員にどう説明しているかと訊くと、堰を切ったようにこう答えた。
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