時代の流れが変わったからといって、企業が主力事業を変えていくのは並大抵のことでない。ところが、ほぼ15年のタームで、次々と主力事業を変え、それを成功させた企業がある。旭化成だ。
「私が入社した1969年ごろは、繊維の売上比率は(全体の)70%を超えていたと思う。いまはそれが7%くらいなものです」。こう語るのは、新社長に就任した藤原健嗣。旭化成は繊維、石油化学、住宅、情報電子、医薬と、次々と新しい分野に進出してきた。
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