年収200万未満ワーキング・プア層の未婚率は6割!
はて、その「苦悩」を味わっているのは誰か。男性に限ってみると、身も蓋もないリアルが見えてきます。先ほど述べたように、近年のアラフォー男性の未婚率は3割ちょっとですが、年収別にそれを計算しグラフにすると図1のようになります。
年収が低い男性ほど、未婚率が高いというリニア(直線的)な傾向が認められます。年収200万未満のワーキング・プア層では、未婚率は6割近くにもなります。収入が上がるにつれそれは下がっていき、年収800万超のリッチでは1割前後です。
正視に耐えない(残酷な)現実ですが、男性の場合、一家を養う経済力が求められるためでしょう。だいぶ前に、婚活業者から案内のパンフが送られてきたことがありますが、エントリーシートが男女で違っていて、男性だけ年収記入欄があることに違和感を覚えましたねえ。