3位「売りっぱなし」、4位「注文のお礼をしない」というのも、意外とやっている人が多い。車や住宅など大きな買い物をしても、お礼状ひとつ出さない。新規の客ばかり追いかけて、買った人はもうどうでもいいという考えは、非常にもったいない。車は数年後に乗り換えもあるし、親兄弟が買い替えを考えることもある。定期的に営業マンから手紙が来ていれば、お客様の背後にいる別のお客様を紹介してもらえたかもしれないのだ。売ったあとのフォローがないというのは、新たな契約を逃しているのと同じことである。
男女で違いが出たのは、7位「クレームに対して言い訳してしまう」と8位「妻の愚痴をこぼす」である。全体に女性のほうが男性よりマナーには厳しい傾向にあるが、なかでもこれらの項目は気をつけたい。
一方、「バカ正直」や「バカ丁寧」な態度は人によって許されることも多い。無難な態度といえる。
▼仕事で好かれるマナーの大原則
1.約束をきちんと守る
2.言葉よりスピードで熱意を示す
3.言い訳と愚痴は厳禁
【調査概要】楽天リサーチの協力を得て実施。対象:組織で働く300人(20~50代、男女比1:1、営業・販売職対象) 期間:2014年3月3~5日 【集計方法】回答を次のようにポイント化して集計(救いようがないバカ:4、かなりバカ:3、ちょいバカ:2、気にならない:1)
1995年大学卒業後、トヨタホーム入社。クビ寸前の売れない時代を過ごすも、仕事スタイルを一変させ、4年連続トップ営業マンに。2006年独立。