▼チェックリスト10、ここがポイント!

・自学自習をしているか
自分の本業に直結する勉強をしているかが重要。企画職ならば、発想力を鍛えたり、プレゼンスキルを磨いているか。本業に関連しない資産運用の勉強や異業種交流会などは単なる趣味だ。

・日々の行動目標を立てているか
「今日何をする、明日何をする」という具体的な行動の目標を立てること。「こうなりたい」という長期的な「状態目標」だけでは、目標が遠くに見え、今日の努力が「とるに足らないもの」に見えてしまうからだ。

・社内で目の前の仕事に集中しているか
仕事中に本業以外のことを考えるのは現実逃避でしかない。会社の業務をないがしろにする人は、決してなりたい自分にはなれない。

・社外で将来のことを考えているか
会社から離れたら、会社の「目の前の仕事」から離れて、自分のために時間を使うべき。仕事の悩みや愚痴を会社の外まで引きずって不毛に過ごすのではなく、自分の将来のことを考える時間を確保したい。

・「ワーク」と「ライフ」をバランスさせていいのか
「仕事はそこそこでいい」と勘違いしていないだろうか。まずは本業における十分な経験と知識を蓄積することが優先である。

・自己アピールをしているか
「がんばれば、見てくれている人はいる」と考えるのは幻想だ。自分の価値を正当に評価してもらうには、結果を出せたなら、周囲への感謝とともに、胸を張って伝えよう。

・なりたい自分のイメージを演出しているか
ビジネスのほとんどは一発勝負。自分の価値をそのまま表すような姿になっていないと、正当な評価は得られない。

・「仕事の報酬は仕事」を意識しているか
業績を挙げたら、給料アップではなく、「もっと大きなプロジェクトを任せてほしい」と会社に求めよう。新しい知識と経験を次々と蓄積すれば、会社員としての価値をさらに高めることができる。

・「会社の経費で落ちるか」を気にしていないか
経費精算に慣れてしまうと、自分のお金を自分のために投資できなくなってしまう。金額に見合う意味があると判断したら、自分のお金で参加すべき。

・経済ニュースを多面的にチェックしているか
業界全体の浮き沈みによって給料は変わるため、先行きを見通すことが不可欠だ。経済ニュースをPEST(政治的、経済的、社会的、技術的)の視点から見ると、重要なポイントを抽出しやすくなる。

(構成=山田清機)
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