同じお笑い出身でもマンゴーを売った分東国原がリード 数々の女性スキャンダルを起こし、行政手腕にも疑問符がつく両者だが、首長としての実績は宮崎県産のマンゴーの売り上げを伸ばした分、東国原の勝利といえる(2008年撮影)。(写真=時事通信フォト)

「浪速のエリカ様」こと上西小百合衆院議員が疑惑の国会欠席から除名になった騒ぎがあったが、彼女も維新塾出身で、橋下が選んで議員に引き上げた人間だ。LINEで女子中学生を恫喝した大阪府議も維新の会所属だったが、今回の選挙では当然のごとく落選した。飲酒運転でバイクと接触事故を起こしてそのまま逃げて逮捕された市議もいた。ここまでダメな人間が揃うと、橋下の描く構想に、きついスキャンダルがこれからもついてまわることを意味している。自分の意見に異を唱えることを許さず、イエスマンばかりを周りに置く組織の悲しい末路といえよう。

橋下と同じお笑いタレント出身の東国原英夫でさえ、宮崎県知事在任中にマンゴーの売り上げ増加に貢献した。橋下はいまだに何の実績もない。彼の口から出てくる実績はすべてインチキが混じっている。2人は女性問題を起こしているという点では同じだが、現時点では東国原に軍配があがるだろう。大阪に住み、大阪の将来を真剣に考える良識ある人々が、私は不憫でならない。(文中敬称略)

(写真=時事通信フォト)
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