●資産インフレ元年(アトラクターズ・ラボ代表 沖有人)
アベノミクス+2020年の東京五輪で、資産インフレが顕著になる年。日本の持ち家率は高齢者ほど高く62%。2300兆円の個人・法人の金融資産が動きだし、15年の相続税増税を前に特需が発生、不動産価格は大幅上昇する。
●構造改革(ライフネット生命保険会長兼CEO 出口治明)
衆参両院で与党が安定多数を保ち、国政選挙もない14年は、抜本的な構造改革を行う最後のチャンス。たとえ痛みをともなっても、独・シュレーダー元政権のように、日本の社会・経済を広く世界に開放し、筋肉質に鍛え直してほしい。
●イスラエル(サムライインキュベートCEO 榊原健太郎)
「戦争」の印象ばかりが先行するイスラエルとイスラエル人が、ようやく日本のビジネスの現場でも注目を集めるだろう。同国には世界的な大企業のR&D(研究開発)施設が置かれ、同国で生まれるスタートアップ企業は世界的IT企業に次々と買収されていく。日本のスタートアップや大企業が彼らの見識・技術を取り入れることで、世界を席巻するサービス・企業が生まれる可能性が高まる。
●未来への投資(ファイナンシャル・ジャーナリスト 竹川美奈子)
「今」「自分の」ためだけでなく、「未来の」「社会」に向けて、長期的にお金を回していけるか、またヒトを育てていけるかが問われる年になると思います。一人ひとりが自分の問題として主体的に行動する年になるとよいですね。
●人事リスク(田北社会保険労務士事務所所長 田北百樹子)
セクハラ、パワハラ、過労死、内部告発……。これらに当てはまると優秀な人材が社外に流出してしまう。人事リスクを未然に防ぐことで儲けにつながる。
●オスの本能(中部大学教授 武田邦彦)
尖閣諸島をはじめ日本の領土が外から脅かされている今、男性は「オスの本能」を取り戻すべき。
この本能は縄張りを強く意識させる。流行りのイクメンのように子供と接してばかりいると、本能の勢いはダウンする。男性はどんどん働き、本能を目覚めさせよ。